すーめろ⑤

次。

水を飲んで復活し、街へ走る。

なんとか間に合いセリヌンティウスと再会。涙をうかべて

メ:ワシは途中で一度、悪い夢をみたし殴ってくれ。さもないと抱擁の資格もない。

察したセリヌンティウスは首肯し殴る。

セ:メロス、ワシを殴れ。ワシも一度だけキミを疑ってもたし。

殴るメロス。そして抱擁。

それを見た王は信実は空虚な妄想ではないと改心、仲間にいれてくれと請う。群集歓喜。

 

 

大団円着地。

いろいろ経てなんとか間に合うメロス。感動の再会はお互いを殴りあった後、抱擁するというもの。メロスが殴られるのは然りであるが、セリヌンティウスを殴るメロスはやはり???となる。

メロスらの間にある感情がなんなのかはわからないが、きっとそれがセリヌンティウスが甘んじて人質の立場を受け入れたものなのだろう。そこはつっこむまい。

それを見て改心する王。メロスとの口論のところでも感じたが、この人は登場人物の中で一番まともな人物なんじゃないかと思う。きっと王になる過程で昼ドラ並のなにかしら奸佞邪智を見せられひん曲がってしまったのであろう。

 

(次回ラスト)