すーめろ②

次。

王とのアーギュメント。

王:人間は私欲のかたまり。ワシかて平和を望んどる。

メ:(嘲笑)罪のない人を殺してなにが平和だ!

王:お前の心も見える、殺される時に泣いて詫びても聞かんよ?

メ:うぬぼれろ!死ぬ覚悟はできている。ただ…妹の結婚式があるさかい3日間ちょうだい。

王:は?逃がした小鳥が帰ってくるゆうのんか?

メ:ほんまにほんま。信じられんゆうんならツレのセリヌンティウス人質にしてもええし。

王:(騙されたふりしたろ。どうせ戻ってきよらんし。ほなこいつを信じたためにという大義名分でもって人質を殺せる。)わかった。ほな3日まったる。3日たったら人質殺してお前は許したるさかいに。ちょっと遅れてこいよ。

メ:なんで信じてくれんのや(激おこ)!ものもいいたない!!

そうしてセリヌンティウスが人質となりメロスは3日間の日限を得る。

 

おかしい。

王は客観的にみておかしなことは言っていない。短剣を懐に入れて怒鳴り込んでくるやつは自分を殺しに来たやつだろうし、処刑だ!となって村へ帰らせてっていうやつはそら逃げると考えるのは至極当然。

むしろそういっておきながら「なにをおっしゃる!!」と地団駄を踏むメロスの方がおかしい。そうして黙って人質になるセリヌンティウス。とんでもない聖人かあるいはメロスととんでもない関係なのか。